体内各臓器のX線吸収差を用いて横断像(輪切り)を得る検査です。当院では16列の検出器を搭載した装置を使用しており、短時間での撮像が可能です。また、細かいスライスの撮像も可能で、立体像や任意断面画像も得ることができます。
CT検査は体内の様々な病巣を発見することができます。乳癌術後検査に用いることにより、乳房内の状態を始め、リンパ節・肺・肝臓の転移診断が可能となります。
検査目的によって造影剤を静脈内に注射します。これは以前から使用されている安全な薬ですが、他の薬剤と同様に副作用を完全に回避することはできません。問診にてアレルギーの有無を確認し、副作用のリスクを十分に説明した上で検査を行います。健康な方では、12時間以内に大半が腎臓から排出されます。造影検査終了後は、積極的に水分を摂って下さい。
仰臥位(仰向け)の状態でベッドに横になっていただき、トンネル内を移動しながら撮像します。通常5~10分程度で検査は終了します。検査部位によっては、息を止める必要がある場合があります。
X線照射により被ばくはありますが、その被ばくリスクに比べ、得られる情報の有効性のほうが高いとされています。また、体内にX線が残ることはありません。